犬の腸炎は、ウイルス、細菌、寄生虫、食事の腐敗、ストレスなどが原因となり、腸の粘膜に炎症を起こす病気です。

嘔吐だけを繰り返したり、下痢だけを繰り返したり、嘔吐と下痢の両方を繰り返す事もあります。

また、お腹が鳴ったり、口臭が強くなる事もあります。

嘔吐や下痢を繰り返すと、体の水分が奪われていきますので、水を頻繁に飲むようになります。

しかし、水を頻繁に大量に飲む事で、ますます下痢が酷くなる可能性もあります。

また、一度に大量の水を飲む事で嘔吐を誘発する恐れもあります。

下痢をしている時に喉の乾きを訴えた際には、少量ずつの水を与えるようにしましょう。

もし下痢が続く場合には、フードの消化を良くするために、お湯や犬用ミルクでふやかしてから与えたり、細かく潰してから与える必要があります。

それでも続くようなら、24時間絶食をおこない、胃腸を休ませる事も必要になります。

もし胃や腸で出血を起こしていると、血液の混じった便や褐色に近い色の便が出ます。

また、トマトジュースのような血便はパルボウイルス感染症の疑いがありますので、早急に病院で詳しい検査を受けるようにしましょう。

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